たまごで人をしあわせに

「たまごで人をしあわせに」

この理念の下、私の代で40年間、獣医師としての観点から安心安全でおいしいたまごづくりを目標に養鶏業をやってまいりました。

苦しいとき、何かを決断するとき、私どものたまごをご愛顧下さっている 皆様のことを思います。大げさのよ うに思われるかもしれませんが、私どものたまごをどんな方がどんな思いで召し上がっているかを想像することで、仕事に対するやりがいや商品に心を込める力をいただける、これは私の生産者としての実感です。このようにして私は仕事を続けてこられたのだと思っています。

平成27年、火災で鶏舎1棟が全焼いたしました。 私は愕然とし、これ以上養鶏を続け られないと精神的に追い込まれまし た 。そんな私を奮い立たせてくれたのは、「何もできないけど・・」 と現場の跡片付けに駆けつけて下さったお取引先様、「再建を待っていますから頑張 って 」と手紙を下さったお客様の存在です。こういったお気持ちにどう応 えるか。私にできることはたまごを 誠実に生産するしかありません。 たまごをはじめココテラスの丘のどの品目においても、私の商品づくりの基本となるのは、つつましくとも丁寧な暮らしを応援したいという思いです。
このコロナ禍の下で私たちは、本当に必要なもの本当に大切なものは何だったかを立ち止まって考える時間を与えられたような気がします。
例えば 、食べること、家族のために料理をすること、家庭内で会話をすること、片付けをすること・・ 。当然のことと思われているそのひとつ一つに大切な意味があって、あらためて思う、家族がいて、夫婦がいて、子供 がいて、この家にいて、この日々こそが大切。

私どもは、この「あたり前のことを丁寧に」を実現させる商品を、心を込めて誠実につくっていきたいと思いま す。安心安全なものを家族に食べさせたい。できれば手作りで、時間がなくてもちょっと目玉焼きをのせて・・。お菓子づくりは大変だけど、余分なものが入っていないシンプルなものを選んでおやつにして…。

そんなささやかな心がけが小さなし あわせを作り出し、その暮らしの積み重ねが人生となると思うのです。 これからも様々な困難や厳しい環境 が私たち人類には訪れるのかも知れ ません。今回のように新たな仕組みづくりを余儀なくされることもあるでしょう。大切なものを見失わずにどうやって乗り越えていけるのか、もしかしたら我々は試されているのかもしれません。どのような環境下でも、私どものたまごがひとり一人のお客様のしあわせのお手伝いをさせていただけますように。 
今日もスタッフ一同、丁寧に心を込めて仕事に励んで参ります。

デイリーファーム 代表取締役 市田 眞澄

投稿者:cocoterrace_admin