生産者を訪ねて【飼料米編】

ココテラスの丘で調理や販売をしているたまご。
安心・安全、そしておいしいたまごをお客様にお届けするために、デイリーファーム では、鶏のエサに非常にこだわりを持っています。
こだわりの一つは地元のお米を配合している事。

その「お米」についてのお話を聞きに、地元のお米農家さんを訪ねてきました。デイリーファームの鶏のエサの一部は常滑や東浦町の田んぼでとれたお米です。

お米と聞くと私たちが普段食べている食用米を想像してしまいますが、全く別で、飼料米用の「モミロマン」という品種を育 てているとの事でした。実際、育っている飼料米を見せていただきましたが食用米よりも背が大きく育ち、お米の粒も大きく、穂がたくさんできていました。大きく育つ分、収穫が遅くなるのでより手間がかかります。また、デイリーファームでは 安心・安全のたまごづくりのために、米農家さんには 稲の穂が出てから、農薬の散布を控えていただいてい るので雑草の除去や害虫・害獣の駆除も手間がかかってしまいます。

また、一番大変なことは自然災害。水害や台風は防 ぐことができず、手間をかけて育ててきた飼料米がダメになってしまうこともあるそうです。

こうして大変な思いをしてできたお米が、「飼料米」となり、鶏のエサとして、おいしいたまごの源になります。また、鶏は生き物なのでフンをします。そのフンを養鶏場で発酵させ、有機肥料を作ります。この肥料をお 米農家さんに使ってもらい、田んぼに混ぜ込むこと良質な土が出来上がります。そこでまた穂が生えて、鶏のエサになる。

このように鶏と田んぼの間で循環したサイクルがつくられる事で、地元の田んぼが守られていきます。安心・ 安全 、そしておいしいたまごは鶏だけでできるわけではなく、こだわりのエサ、こだわりの飼料米からできていることを学ばせていただきました。

お米農家さんが大切に作ったお米、そのお米で育った鶏、その鶏が産んだたまごをこれからも守り続けて、安心・安全なたまごをお客様に提供し続けていきたいと思いました。

ココテラス販売スタッフ・堀田

投稿者:cocoterrace_admin